『学び合い』日記 in山形県鶴岡市

『学び合い』(2重カッコの"学び合い")の実践の奮闘日記です。

『学び合い』をはじめようと思った理由②

動画を見たときに、正直簡単そうに見えました。

5分語って、課題を与えて40分、5分語って終わり。

自分にもできそうだと思いました。

 

地獄の1学期が終わり、夏休みです。

本を3冊購入しました。

「すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング」と『学び合い』の手引きを2冊です。読書ガイドを西川先生に教えて頂く前だったので、この3冊をとりあえず本屋で購入しました。

黄色の本を読み終え、方法はだいたいわかったようなフリをしていました。

その後の2冊が私の心を本当に大きく動かしたと思います。

特に、「ルーツ&考え方編」は、読んでいて涙が出てきました。

批判的に読んだつもりです。

でも、読み進めてみると、私自身納得することが多かったのです。

そして、自分自身の戒めにもなりました。

この本と現場に出てからの振り返りを自分でしたときに、私がどれだけ生徒一人ひとりを見ていなかったのかが分かりました。

そして、私の考え方は『学び合い』の考え方に近いとも感じました。

この3冊を読み終えたあとに、西川先生にメールしました。

そして、電話を頂きました。

読むべき本を教えて頂きました。

いつか上越に遊びにきてください、とアドバイスも頂きました。

 

それから本を10冊以上すぐに購入し、毎日1冊くらいのペースで読破していきました。

本を読む度に、本に書いてある内容はほとんど同じことに気づきました。しかし、微妙に違う。それがその本のタイトルになっているのでした。

だから、『学び合い』の考え方はすぐに身に付いていったと思います。

むしろ、『学び合い』は考え方だから、どの本も同じように思えるのだと思います。

きっと、手法であれば、1つ1つの本は全く違うのだと思います。

 

本を何度も読みまくり、実践の準備をしました。

 

2学期の最初の授業では、オリエンテーションをしました。

生徒にまずは謝りました。

なんと言ったかはあまり、覚えていませんが、とりあえず、私一人の力では全員を納得させる授業を行うことはできないことを語ったと思います。

1学期は本当にごめんと言ったのだと思います。

そして、これからの授業の考え方を生徒に伝えました。

「こういう方法で授業をするね」の裏にある、私の考え方を生徒に伝えることを心がけました。

 

そして実践を開始したのです。

 

最初は「上手くいかなければやめよう」と実は考えていました。

でも、その考えはすぐに消えました。

それは「子どもたちは有能である」という子ども観を目の当たりにしたからです。

授業の様子を見ていて、明らかに1学期とは異なります。

「主体的」という言葉よくありますが、その言葉の意味が具体的にどのようなことなのかが、少し分かりました。

初任者研修の授業研修というものがあり、私が初任者の先生方の前で授業をする担当でした。

その時に、『学び合い』を実践しました。

最初は、一斉指導をしようと考えていたのですが、学校研究としても進めているアクティブ・ラーニング型の授業が良いということで『学び合い』を実践しました。

たくさんの先生方の前で、私のクラスの生徒たちは本当に精一杯頑張りました。

一言、「すごかった」です。

いつも以上に生徒が良い考えをたくさん出し、そして疑問も多様でした。さらに、昨年の担任していたクラスは男女の仲が比較的に良いクラスだったのですが、仲良しではなく、「折り合い」をつけて問題解決をしていたのです。

あの授業は今でも思い出せますが、残念ながら、残像でしか思い出せません。

私も生徒たちの考え方や動きについていくのに必死だったのです。

考えをつなぐことに精一杯手を尽くしていたと思います。

「子どもたちは有能である」です。

子ども一人ひとりは数学の得意な子、苦手な子、様々います。

でも、子どもたちになったときにものすごい力を発揮することを実感しました。

 

もう『学び合い』をやめようとは思わなくなりました。

 

 

『学び合い』は一人も見捨てないという考え方で実践する授業です。

 

今の私は、"方法だけでは上手くいかない"自信があります。

 

成功だけではありません。失敗もたくさんしました。その度に、『学び合い』は考え方であることに気づかされます。

失敗した1つの例は、遊んでいる子に直接注意したことです。今ではそれがなぜ失敗なのかが説明できます。

きっと、その子を注意するのが、いわゆる従来の考え方だと思います。

でも、それを集団に返すということが『学び合い』の考え方なのだと思います。

これに気づくのに結構かかったと思います。

 

『学び合い』をはじめてから、たくさんの仲間が増えました。

今年の2月には上越に行き、実際に西川先生と西川ゼミの方々と議論をして、今の自分の『学び合い』実践に自信が持てました。(課題は多かったですが・・・。)

たくさんのつながりもできました。

それを大切にしていきたいと思います。

そして、今いる学校の先生方に、本当に感謝しています。

本当に良い先生ばかりで、とても勇気づけられる職員室です。

何か分からないことがあったら、聞ける環境にあることを幸せに思います。

 

そして、『学び合い』の考え方にもある、「教えることよりも、聞くことの方が大切である」ということを昨年度、一番実感していたのは、実践者の私です。

 

訳も分からない学校生活を担任として1年間乗り越えられたのは、他の先生方に力を借りたからです。そして、生徒にも聞いたからです。

教師として、「力を借りる」ことの大切さを本当に実感した1年でした。

だから、語りの時もそれを生徒たちに何回も伝えたと思います。

 

 

今の課題は「後出しジャンケン」です。

単元計画を学習指導要領を見て考えたりしたときに、どの時期に評価のテストを行って、どのような問題を出すかを生徒に具体的に伝えたりはしていませんでした。

それが1学期のオリエンテーションでの後悔です。

だから、目標と評価の一体化をもう一度考え直して勉強しています。

『学び合い』で「後出しジャンケン」は、本当に気をつけなければならないことなので、これからも十分注意します。

 

 

 

私の大学の恩師から、卒業するときに、ある言葉をもらいました。

 

「授業にベターはあっても、ベストはなく、研究に終わりもありません。満足した時点で成長は止まります。ここまでと思ったらそこまで。本当の勉強はここからです。」

 

 

この言葉をいつまでも胸に刻み、学び続けていきたいと思います。

自分の考え方を整理するためにも、一度ブログで書こうと思い、書きました。

読んで頂けたら嬉しいです。

 

 

明日から気持ちを新たに、また頑張ります。