『学び合い』日記 in山形県鶴岡市

『学び合い』(2重カッコの"学び合い")の実践の奮闘日記です。

理解させることの限界

一昨日の出来事です。

中2のクラスでの授業でのことです。

 

生徒たちから一次関数の変域のあるグラフの先生なりの考え方を教えてほしいということがありました。

クラスの全員が先生の説明を聞いてみたいという要望があったので、久しぶりに黒板に解説を書き、発問をするなどの従来型授業をしました。

僕なりに準備をして精一杯やりました。

その結果、クラスの30人中、12人が分かりました。

 

これが多分、限界だと思います。

 

その12人は、すごいスッキリした様子を見せていました。

「ああ、そういうことか!」とか「うん、うん。」という反応があり、満足している生徒もいました。

 

でも、それ以外はみんな、それぞれの場所でつまづいてます。

そして、2人くらいは、「何んじゃそりゃ?」の状態です。

 

その後はいつも通りの時間になったわけですが、変域のあるグラフを理解した子がまだ理解していない子数名に、私が板書をした黒板を用いて説明していました。

 

それも、聞く限りは私と同じような説明でした。それなのに、「あっ、分かった!!!!!」などの会話が起こっていたのです・・・。

 

このとき、「人の相性」ということの価値観を私は認める瞬間となりました。

今まで、「子ども同士の説明の方が分かる」ということは納得していたのですが、「説明を聞く人との相性」については、私自身、理解していませんでした。

 

改めて、生徒たちから学ばせてもらった瞬間です。

 

久しぶりの授業の主役が私の時間。

楽しかったです。

でも、それと同時に限界も感じました。

 

 

数学教育のある有名な研究者に、「ファン・ヒーレ」という方がいます。

数学的思考の特質を明確に捉えた数学学習の理論の1つに、幾何学習における「学習水準論」と呼ばれるものがあります。

簡単に言うと、「理解レベルが低位の者には、高位のレベルのことは理解できない」ということです。

だから、この数学教育での理論にも当てはまります。

 

『』を通して、大学で勉強してきたことがつながった瞬間でもありました。

 

 

生徒たちに感謝です。