『学び合い』日記 in山形県

『学び合い』(2重カッコの"学び合い")の実践の奮闘日記です。

1人ひとりが伸びるには

最近の悩んでいることの1つに課題づくりがあります。

もうこれは永遠の課題だと思っていますが、でも、去年とは違います。

去年は、どんな課題でも全員達成を求めていました。

 

でも、夏のフォーラムでT先生からご指摘を頂いたことの1つとして、本来それはナンセンスであるということがありました。

 

私もここを誤解していたのですが、例えば「このクラス全員が東京大学に入学する」という課題を設定したとします。

でも、それは99.9%不可能な課題です。

1人ひとり理解度も違います。

だから、「全員が○○を説明できる」という課題設定からもう一歩前進する必要があります。

それは「1人ひとりが伸びる」ということを意識した課題設定です。

 

『』の授業では授業のペースが早いので、テストまでに余裕がかなりできます。

その時間の使い方で最近腑に落ちてきたことがあります。

 

それは生徒自身が課題を設定し、それを他者と折り合いをつけながら解決するということです。

 

「正負の数」で躓いている生徒もいれば、入試などの高度な数学的な見方・考え方を必要とする問題をどんどん解きたい生徒もいます。

このようなことを考えたときに、私の教師としての立場は情報を提供する立場になります。

以下は例です。

「今日の課題はこのプリントになります。○○高校を目指す生徒であれば、大問1~5までは解説できる力が必要です。△△高校を目指す生徒であれば、大問1~3まではしっかりと解説できて、4と5は部分点を取れる力が必要です。…」

のように、課題を提示します。

 

 

それぞれの目指すレベルが違うなら、達成すべきレベルも違って良くて、その人の達成すべき点を全員が達成することができる、という考え方になると思います。

 

 

F先生とのやりとりでもこのような見解に落ち着きました。

だから、この考え方が「一人ひとりを伸ばす」ことにも繋がっていくと思います。

 

もちろん、日々の授業で最低限、身につけなければいけない課題を全員が達成していく姿勢や学習定着度があっての話です。

集団が成長してきたからこそ、たどり着いた悩みだと思います。

 

 

行事も終わって、生徒からしたら、いよいよあとは受験という大きな壁を残すのみとなりました。

それと同時に、私の人生で初めての3年担任としての役割もあと少しなんだなあと思っています。

生徒たちには、まだ伝えきれていないことが多いです。

 

僕は本当に生徒たちには恵まれてると最近つくづく思います。

 

「受験のための数学」

には絶対にならないように、日々の授業でも力を尽くしていこうと思います。

でも、本当に最近は担任しているクラスの居心地が良すぎて、僕も中学生に戻って一緒に『』をしたいと思ってしまいます…。

 

それはできないんですけどね…。