今日は教科担任者研修会がありました。
その中で、高校の恩師と話す機会がありました。
実は最近、ある高校の先生方が私の『』の授業を身に来られました。
その高校には、私の高校時代の恩師の先生もいらっしゃいます。
そして、今日いろいろなことを話しました。
その中の1つの質問に、「教材はどんな想いを込めて作っているのか?」という教材観に関して質問を頂きました。
私は、「『』を初めて最初の頃は、まだ生徒たちを信用しきれてなくて、私の考えや解法などをできるだけ多く入れるように心がけていました。でも、それでもどうしても救いきれない生徒たちがいました。今は、できる限り課題はシンプルに、そして生徒たちにとって、私の解説も意味のないものになってきています。」と答えました。
『』を初めての時は、私が今まで大学で勉強してきた数学教育の本質的な事柄も含めて、たくさんの解説を書いてそれで満足していました。
課題も『』の本に書いてある「シンプル」ということを知ってはいましたが、まだ生徒たちを信用しきれてなくて、たくさん味付けをしていたと思います。
でも、今は違います。
たくさん味付けをするのはやめました。
味付けするのは生徒たちです。
今回の最後の大学の先生の話で、カリキュラム・マネジメントの重要性が出てきました。
私自身、数学科としてのカリキュラム・マネジメントはまだまだだと思いました。
2学期最後の定期テストが終わったら、単元まるごと『学び合い』をするつもりでいます。
今はその準備をしています。
単元計画と、その時間の目標など、その単元全てを任せるとなると、ものすごい準備が必要であることが分かりました。
でも、今、『』ができる現場の環境に感謝しながら準備をしているところです。
「一人の生徒を変えるより、クラスを変える方が簡単」は本当です。
今は、「1つのクラスを変えるより、学校を変える方が簡単」を目標にしています。
良い提案になるように準備をしっかりしていきたいと思います。