『学び合い』日記

『学び合い』(2重カッコの"学び合い")の実践の奮闘日記です。

新しいステージで変わるから・・・

小中の引き継ぎのことを書きます。

 

西川先生の本ではよく「人は関係の生き物」と記述されています。

私は全くその通りだと思いますし、まず私自身がそうです。

思い返せば小学校から、相手によって人を変えてきた部分があったと思います。(逆になければ、それはロボットだと思います・・・)

 

小学校から中学校にあがるとき、大変問題のある生徒について、「中学校になったら、新しいステージでなんとか変わるかもしれない!」という言葉を聞きます。

 

私の周りの先生方は、ほぼ変わらないと言います。

 

私はまだそのようなシーンに直面したことがないのですが、恐らくそうなのでしょう。

 

願いをもって、この子なら何とか中学校でなら変わってくれるのではないか?

そんな願いをもって卒業させた子は、実際変化がないようです。

むしろ、その大変な子をまた中学校で受け持つことになり、やっとのことで、高校へ送り出す、高校もやっとのことで、企業へ送り出す・・・、というスパイラルが生まれるのだと思います。

 

だからこそ、学校で大人にしてほしいという願いのもと、経済産業省が動き出している状態なのだと、本で読み、考えていたことがまた実感をもった理解となりました。

 

これは『』を知る前の私にとっても、戒めのために言い聞かせなければならないことだと思います。

どうしようもない生徒を何とかして高校へ送り出して、おしまい・・・。

「高校にいったら、きっと成長して大人になるだろう・・・」

そんな淡い願いをもって送り出した生徒が苦しむ未来は本を読み、理解しました。

 

何というか、宝くじに似ています。(表現に語弊があったら申し訳ありません)

 

「はずれる可能性が非常に高いけど、当たってほしい。」

そんな、「何とかなるだろう」という思いは、今の時代は通用しません。

 

企業では、大学生を。

大学では、高校生を。

高校では、中学生を。

中学では、小学生を。

大人にしてほしいと願っていることも分かります。

だからこそ、どこかのステージで大人にしなければなりません。

 

人は関係の生き物で、色んな人と関わることで、その人との接し方を学びます。

仲には、気の合う人、合わない人がいることだと思います。

でも、そんな仲で、折り合いをつけて関係を築ける人の方がよっぽど、大人ですし、そんな大人になってほしいと本気で願います。

 

「あの子でも、新しいステージで変わるだろう・・・」は、「もしかしたら宝くじ当たるかもしれない・・・」と同じです。

教師は「人格の完成」を、自分と関わる生徒たちのために本気で目指す必要があります。

 

子どもたちの人生に本当に大きく、直接関わっているのだという思いをもって、来年度も頑張りたいと思った日でした。

苛立ちもありますが、子ども集団の力を信じて、実践します!