『学び合い』日記

『学び合い』(2重カッコの"学び合い")の実践の奮闘日記です。

最近の『学び合い』実践について〜授業と学級と〜

最近の『学び合い』の近況を書きたいと思います。

「授業」と「学級」の2つのことを書きたいと思いますので、よろしくお願いします。

「授業」については2つの視点で書きます。

 

 

①授業について〜課題の3つのレベル〜

最近の授業では、生徒たちからのアンケートで出た課題の出し方を採用して、定期テスト前は3〜5時間ほどフルの『学び合い』授業を行っていました。

私の実践の中での「フル」というのは、授業中に、生徒集団の活動を「『鳥の目』で見ることがほとんどである」という意味で使っています。

※『鳥の目』についてはこのサイトをみてください。https://matome.naver.jp/odai/2139764760721925201

 

生徒たちから出た要望としては、「課題の難易度を3つに分けてほしい」ということです。

具体的には、「基礎編」「標準編」「発展編(入試編)」に分けてほしいということです。

 

「基礎編」は、最低限できてほしい問題のこと。

クラスで最低点を50点以上は全員が取るということを目標にしているので、それを最低限クリアできるような課題を選出しています。

 

「標準編」は、70点以上は取りたい生徒が確実に解いてほしい問題のこと。

「数学的な技能」を評価するための問題を選出しています。

 

「「発展編(入試編)」」は、90点以上は取りたい生徒や、もう数学は得意であるので、その先の探求的な問題をどんどん行いたいという生徒に向けた問題を選出しています。

 

以上をB41枚のプリントにそろえてあります。

生徒たちからの要望通りになったかどうかはわかりませんが、恐らくなったから抜群の結果が出たのだと思います。

 

新学習指導要領についての各種研修会でも言われていると思いますが、「単元を通してどんな力が身についてほしいか」の視点を私は課題づくりのときに最近は特に意識するようになりました。

単元の終わりの方では、自分のレベルに応じた学習を個人個人ができるようにすることを心がけています。

極端な例ですが、例えば中1の比例・反比例の単元で「単元を通して、比例・反比例を利用して問題解決を図る生徒」もいれば、「単元を通して、負の数まで拡張した比例・反比例のグラフをかくことができるようになるところまでしか到達できない生徒」もいます。

生徒たちは多種多様なのです。

 

 

②授業について〜「集団解決」と「個別解決」〜

最近になって「集団解決する時間」と「個別解決する時間」を分けて考えるようにしています。

 

初任のときに『』を実践スタートさせたときは、どうしても共通の課題について、いつでもいかなる時でも「全員が課題を達成する」ということを常に求めていたと思います。

 

知識・技能を「習得」する際は非常に良いのですが、「活用」する問題を行う際に、

「いや、そもそも「活用」以前に「習得」してないし」

とか、「探求」する問題を行う際に、

「いや、そもそもそんなレベルではないし」

という生徒が6割はいて、どうしようと悩んでいた時もありました。

 

学習指導要領に定められている最低限度の「知識・技能」や、「思考力、判断力、表現力」を身につける問題を「集団解決する時間」を行うことは重要です。

ですが、その後に「個別解決する時間」があるというイメージなのです。

単元計画表を作成する際に、「確かめよう」や「章のまとめ問題」の時間も入れると思いますが、その際は「個別解決する時間」であるべきなのです。

その「個別解決する時間」に集団がどれほど成熟しているかどうかが重要だと私は考えています。

そして、先ほども書いてように「個別解決する時間」は「フル」で任せる『学び合い』の授業をとことん行っています。

 

「集団解決」と「個別解決」の視点ができてから、授業が今年は大きく変わりました。

 

③学級の係を削る

先日、学活の時間に「係活動の見直し」の時間を設定しました。学級の代表委員が進行を務め、私は見守っています。

その中で、「電気の点灯・消灯係」と帰る前の「整理・整頓係」について生徒たちは着目をしました。

 

そこで起こった会話は、「この係、要らなくね?」といものです。

生徒たちの言い分は以下のようなものです。

「電気の点灯は、教室にはじめに入った人がつければ良いわけだし、消灯は最後の人が気づいて消せば良いだけの話だから必要ない」

「整理・整頓係は、帰る前に自分の席やロッカーを整理・整頓して帰るのは当たり前のことだから、その係をそもそも作っていたことがおかしい」

ということでした。

 

純粋に、「やっと、中学校1年生になってきた」と思いました。

 

川西先生の本のp98に「邪魔なものを「削る」!」に書いてあることが、すごくよく理解できた瞬間でもあったなと思います。

 

この1冊で、始められる! 深められる! まいにち! 『学び合い』

この1冊で、始められる! 深められる! まいにち! 『学び合い』

 

 

今度お会いしたときに、ぜひお話したいです。

 

 

以上のような最近の『学び合い』実践でした。

明らかに、2年前と比べても自信をもって実践できているなと思っています。

 

 

今年もあとわずか。

今は定期テストが終わり、生徒会担当や研究主任としての公務が忙しさを増しているところです。

また、有り難い話で、ある所から原稿の依頼も頂いていて、今日から取り掛かりはじめました。

自分の使える時間配分を上手くして残りの12月も乗り切っていきたいものです。