『学び合い』日記

『学び合い』(2重カッコの"学び合い")の実践の奮闘日記です。

宿題

今日は「宿題」について書きたいと思いました。

それは嬉しいことがあったからです。

 

私は今年度宿題を出す時は以下のように言っています。

「○月▲日までに以下の範囲のページを宿題とします。ただし、その範囲のページについて全てやる必要はありません。例えば、もうすでにわかっていることをやる必要はありません。自分のレベルを考えて、「これをやる!」と決めた問題を行ってください。ですから、もし全ての問題がわかればやらずに提出してもOKです。また、自分のレベルで到底太刀打ちできない、考えてもわからなかった問題についても同様です。そして、そのような分からない問題があったとしても、赤ペンなどでそっくり解答を写す必要は全くありません。時間の無駄です。みんなは先生を信じてください。別にやっていない問題があるから評価を下げるようなことは一切しません。お願いします。」

これらのことを私は本気で思っています。そして、本気で語ります。

 

その結果、冬休みの課題で素晴らしい取り組みをしてきた生徒がいました。

その子は、数学が全く得意ではない生徒でした。もちろん授業もなかなか前向きに取り組むことができなかった生徒です。提出物関係も丸写しや赤ペンで答えをすぐに写してしまうような生徒です。

しかし、『学び合い』の考え方で授業を行うにつれ、成長する姿がありました。

 

その冬休みの課題で、もちろん全ての問題を解くことはできませんでした。しかし、赤ペンで解答をそっくり写したりする姿はそこにはありませんでした。むしろ、自分の実力に見合った問題を何度も繰り返して解き直して頑張ってきたのです。その子に「頑張ってきただろ?」と聞いてみました。

すると、「はい。お母さんと一緒に勉強したんです。」と返ってきたのです。

 

その子はいわゆる「放任」の家庭のようで、あまりお家の方から手をかけられてはいないようでした。

しかし、その子から冬休み中に話を切り出して勉強に取り組んだようです。

感動して、そのテキストを抱えたままいろんなことを考えていました。

 

 

宿題に対する私の考えは以下の2点です。

①宿題で学力を上げようとは全く思っていない。

②宿題を出すとしても、全員が一律ということはしない。強制しない。

 

まずそもそも宿題で学力を上げようとは微塵も思っていません。教師なら授業で勝負するべきだと考えます。

宿題は、教師の不安からくるものだと思います。

「この授業で不安だから、宿題を出して一定の力は身につけさせよう」

このように自分が安心するために宿題を出すのではないかと思います。

実際私も初任のときは、全員が一律で絶対に提出することを生徒たちに強いていたと思います。本当に心の底から反省です。

 

また強制することも一切しません。

『学び合い』の集団づくり、アクティブ・ラーニングの視点での授業を継続していくうえで、最近感じるのが教師のリーダーシップによって集団の状態が変わることです。

専制的なリーダーシップ」と「民主的なリーダーシップ」の2つがあります。

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これは「平成28年3月 新潟市立総合教育センター」の出した資料になります。

『』の実践者、考え方を知っている方であれば、この文章を読んで納得することが多々ありませんでしょうか?

そして、このような集団での『』の考え方の授業を行うとなると、生徒たちになかなか考え方が浸透しない時期があるかと思います。(私は力量不足でありました)

 

ですから、どのような集団であるのか?という目を持つようにすると良いのかと思います。

 

宿題で生徒たちに圧力をかけたりはしていませんか?

宿題をやってきなさい、できなければ居残りだ、などと学級王国になっていませんか?

このような考え方との対立があるのかと思います。

 

宿題1つにしても、考え方だと思います。